2019年11月8日金曜日

ワタシの命を救ってくれたデジカメ

ついにOM-D EM5mark3が発表されましたね。

結論を言うと、「5年近く待った割には・・」という感じでしょうか。

いわゆる「正常進化版」と言えるかもしれませんが、聞く
ところによると軍艦部分がマグネシウムからプラスチックになったとか、バッテリーがEM10と同じBLS-50になったとかワタシの思い描いていた方向に進化してくれていない感じがします。

まだ発売されていませんし、実物を見ていないので何とも言えませんが、恐らくいいカメラには間違いないと思います。ただ、mark2持ちが買い替えるかと言えば結構厳しいと思います。


ワタシがEM5mark2を買ったのは2016年。アンチパナソニックだった私がハードオフでうっかり買ったGH3に気を良くして、数か月後全く必要ないのにこれまたうっかり衝動買いしてしまいました。

ワタシはそんな人間だったんです。必要ないのにサイバーでナイスでジョリーグッドなものを見るとついつい買ってしまう・・特に29800えんの商品を見ると心が躍ってしまう病気だったのです。

それは数年前に10万円だったものが中古屋で29800えん!という時もあれば、マンフロットなら7万円くらいするものがヨンヌオなら29800えんという時もあります。理由は様々ですがついつい購入してしまう・・

結局は必要なものではなくで29800円という値ごろ感で動いていただけの事です。くだらない話です。(もちろんOM-Dは29,800円では買えませんが・・)

そんな私が、2016年以降購入したデジカメは、2017年に熟考して買ったLX100と仕事で使うα7mark2のみです。それ以降は幾多の魅力的な新製品にも惑わされることなく2019年の末まで来ました。

先日も手荷物の断捨離も行いましたし、物欲のリバイアサンから逃れることに成功しました。


さて、前置きが長くなりましたが、ワタシが物欲から逃れられた理由が2016年にうっかり買ったEM5mark2!確実にここがターニングポイントでした。



正確にはもうちょっとさかのぼってGH3用に購入した
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとの合わせ技です。

まず、ワタシがカメラを使って何を撮るかということですが、散歩や運転中に出会った景色だけです。もともとカメラ好きが高じた写真好きなので、シャッターが押せれば何でもいいんです。

そんな私が撮りたい写真のほとんどがこの12mm~40mm(換算24mm~80mm)の間に収まってしまいます。以前やきものなどの物撮り用に90mmのレンズを買おうと思ったのですが、現在は望遠端の40mm(80mm)で間に合っています。通常この手のレンズは望遠端は換算70mmですからね。この10mmの差でレンズ一個分得しました。



あと、ハーフマクロ以上に寄れるのでマクロレンズも使わなくなりました。



とにかく、ワタシが撮りたい写真がこのカメラとレンズの枠を超えてこない事に気づき、欲しいカメラやレンズがあっても心の葛藤が結局「OM-Dでいいじゃん!」で収束するようになりました。

ただ、それだけならばリバイアサンを押さえつける決め手にはなりません。性能の良しあしではなく他のものを試してみたくなるんです。そこで他のカメラを購入するに至らなかった訳は、写りの性能以外のところにあります。



3年使ってきてずいぶん擦れてしまいましたが、一番上の写真と比べてなかなかいい味が出ています。プラスチックの筐体だとそうはいかないですね。操作性に関してはエルゴノミクス云々はよくわかりませんが、ダイヤルやシャッターの使用感などは、使っていて気持ちがいいのはわかります。

あと、マウントがガッチガチです!この信頼感はホント大きい!持ち運びでレンズ側を持った時も不安を感じることはありません。オリンパスのページに水浸し砂まみれのom-dがありますが、恐らくあんな状態でも大丈夫なんだろうな、と想像できます。

om-dを使い慣れてしまうと、いくら欲しい機能が搭載されていても、使った感じがom-dよりも劣るかも?という製品にはだんだん目がいかなくなっていき、結果本当に必要なものを見極めて購入しようという気持ちが育ちます。

以前のように「29800えん買いの銭失い」を続けていたらワタシの人生も破滅でした。

そんな状況からワタシを救ってくれたのが、皮肉にもうっかり衝動買いした
OM-D EM5mark2でした。物欲で身を持ち崩す事を考えたら、ワタシの命を救ってくれたと言っても過言ではありません。

「いいものを長く使う」という考え方。
日進月歩のデジタルものではなかなか難しいですが、このカメラはきちんとあてはまります。しかしながら、4K動画が思った以上に浸透してきているので、そろそろ4Kのカメラを買おうかと考えています。

それはそうなのですが・・・

普通のビデオカメラと違い、マウントを決定するというのはなかなか覚悟がいるのです。

実際、動画撮影におけるEマウントとマイクロフォーサーズの利点と欠点がガチガチに拮抗しすぎているのでずっと決めあぐねております。

本来ならば、ワタシの命の恩カメである新型OM-Dでこの悩みから脱却出来ると思っていたのですが、mark2ほど愛せるかどうかがちょっと不安です。