先日、ウイッグ上でシミに見立てたポイントを消すことが出来たので、今度は実践です。
とはいっても、すっぴんの顔を見せてくれる方もそうそういらっしゃらないので、自分の顔を使いました。・・いきなり上級者レベルのひどいシミです。それを先日購入した「DaVinci Resolve」で補正します。
色白は七難隠すといいますが、実はワタシのような色黒もさまざまな難を隠してくれます。特に男は髭の青い感じが緩和されて非常にありがたいです。
だからこそ、若いころから少しづつ出来ていたであろうシミを全く気にすることなく生きてきてしまいました。
ワタシが駆け出しの頃、「エイジメイク」という授業がありました。いわゆる「老け顔」メイクです。
少し暗めのファンデーションを塗り、表情筋の動きによってできる皺の場所に影を入れ、ところどころブラウンのカラーで大小のシミを作っていくのですが、出来た顔がまさにこんな感じ!20数年前の答え合わせをしているみたいです。昔の俺よ!これだけナチュラルに仕上げられたかい?
というわけで、
まず、小さいそばかすを消します。
まずはpaintではなく、パッチリプレイサーでそばかすの塊を一気に消しました。ほんとうは一個一個処理したほうが自然ですが、仕上がりを欲張らずやっていきます。まずはSNOWレベルを目指します。
次はほうれい線
そして頬と目尻の大きなシミ(肝斑?)
この大きな範囲を複製してくれる場所がなかなか無いので苦労しますが、結構自然になじんでくれました。ちなみに、パッチリプレイサーは普通にコピーした場所をかぶせるモードとその境界をなじませてくれるモード、コピーせずに周辺の色や質感を計算してなじませるモードが選べます。
おでこのシミとシワ
範囲が狭く、パッチがなかなかうまくいかないので、少し「beauty」というエフェクトでなじませています。基本肌の動画レタッチはビューティのようなブラー系のエフェクトを使うことが多いですが、今回ここ以外はパッチのみで行っています。
ダメ押しで「ワープ」
輪郭、目の間、小鼻などを補正しています。
動画では想像できなかったパッチ(ペイント)やワープ。それがハリウッドではなく一般の機材で出来ると知り、davinci resolve(正確にはFusion)を使い始めたのが2016年。もたもたしていましたが、平成が終わるまでに始めることが出来ました。
皆が出来ないことを切り開く能力はありませんが、「どうやらできるらしいよ?」という可能性には積極的に挑戦していきたいと思います。
来年になり、新元号が決まるころにはなんとか形にしていきたいと思います。
~2019年4月追記~
「令和」に決まりましたね。現在、blenderとの融合を試みております。