2018年7月14日土曜日

Nikon 1に夢を見た愚かな男の話


ついにNikon 1がディスコンになってしまった・・


https://japanese.engadget.com/2018/07/10/nikon-1/

ミラーレスカメラを甘く見た初心者に全振りの操作性や、
「これはミラーレスカメラではない、レンズ交換式アドバンスカメラだ!」という、ミラーレス後発のコンプレックスが垣間見える空威張りにも似たこだわり。しかも後発の癖に新しさを打ち出した、、かと思えば、キャラクターはキムタク・・。

そしてキャラクターが本田翼に変わり「ぼかして撮るを私は知った」というコピー。
時は2015年、「α7」はとっくに発売されていました。

後発なのに新しさを打ち出し、
フルサイズが発売された後に背景ボケを謳う・・

そして、レンズを全然増やしてくれないくせに、レンズの仕様も公開しないのでサードパーティの製品も出てこない

あと、

ニコン1ってあほほどバッテリー変えるんですよ!



だから新しい機種買ったらバッテリーも買い直し。

あ~~~、それからもう一つ!!

「Nikon 1」って検索に出てこないんですよ!

だいたい、

Nikon 1「眼レフ」
Nikon 1「05mm F1.4」
みたいな結果と混ざっていく・・

・・くそ!!

きちんと売ってさえくれれば、Nikon1はこんな終わり方はしなかったんだ!!


nikon1は本当に素晴らしいカメラでした。



1インチセンサーの走りがnikon1でした。小さいセンサーは、一眼レフやほかのミラーレスと比べれば劣ってしまう事は仕方がないのですが、その差を大きいとみるか小さいとみるかは人それぞれです。それよりも、その画質を補って余りあるアドバンテージがあるのです。

ニコン1にフルサイズ用のレンズを付けると、画角が2.7倍になってしまいます。
標準画角の50mmが135mmの中望遠になってしまうので、普通に撮ろうと思ったらちょっと使いづらいのですが、望遠レンズで実力が発揮されます。


これは栃木市から撮ったスカイツリーです。トリミングした写真しかなかったので、純粋な画角ではありませんが、70-300mmの望遠端の2.7倍で810mmです。ちなみに同じ画角のフルサイズは170万円です。ワタシが撮ったやつは中古やで6000円です。

例えば高級レンズのサンニッパなんかを使えばもっと高画質なスカイツリーが撮れますし、それこそ上記の170万円を付けてしまえば2160mmですよ!!スカイツリーにいるお客さんまで見えちゃうんじゃないでしょうか!!


望遠だけではなく、マクロもそうです。1倍のマクロレンズが2.7倍のマクロレンズになります。これだけ寄れるレンズは売っていません。しかも大きいセンサーに比べてボケづらいので、ピントが合う範囲も若干広いです。もはやちょっとした顕微鏡ですよ!

逆にマクロレンズじゃなくても寄れるようになります。

おすすめは、ニコンで恐らく一番安いレンズ、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II。このレンズもともと倍率0.3倍、マニュアル時なら0.36倍まで寄れるんですが、Nikon1につければほぼほぼ等倍になります。特にマクロでよく使うであろう望遠側はキットレンズにあるまじき解像力です。多くの人が使い道に困っているレンズが、標準~中望遠をカバーするとんでもないコスパのズームマクロに変身します。

それからAF。
像面位相差AFをいち早く取り入れてミラーレスカメラの欠点であるAFの遅さを克服しました。sonyのAFが「レンズを向けたらすぐ合う」だったら、nikon1は「レンズを向けたら合っている」というくらいに速かったです。

そしてここからがワタシがニコン1に夢を見た本当の理由です。


ワタシ自身、特に連写機能事自体には全くこだわっていないのですが、この「1秒間に60連写」の可能性に夢を見てしまいました。

まあ、これはニコンの誇大表現で1秒は撃てないので40連写しか出来ませんが、そこは置いておいて、とにかくスピードはそれだけあるということです。

そして、ワタシが持っていたV1という機種は、1000万画素です。それは上下を切って画角を16:9にすればほぼ4Kのセンサーということになります。

4Kのセンサーで秒間60枚の「写真」が撮れる

・・ということは?

いわゆる「ドットバイドット全画素読み出し4k60p」の動画も可能だったという事です。

しかもGH5の7年も前に!!

ニコン1が発売された2011年当時は一眼レフの大きいセンサーで動画を撮るシネマ風動画がブームでした。そしてワタシもシネマ的なものを調べていた時に「スーパー35mmセンサー」という言葉を知りました。これは映画に使われるフィルムの規格で、センサーのサイズはAPS-Cとほぼ同じ大きさだそうです。

そして、それの小さい版の「スーパー16mm」という規格を知ったのですが、その大きさがまさしくニコン1とほぼ同じ大きさのセンサー!

さらに!
もともと、ニコン1のイメージサークルは1インチセンサーにしては大きく、APS-Cが収まる大きさらしいです。

それって、将来的にはAPS-C・・・ていうか、スーパー35mm載せるんちゃうん!!!

ワタシは浮足立ちました。

ニコンは本気だ!本気でシネマに参入するつもりだ!

この頃のワタシはアンチパナだったこともあり、ニコン1と共に生きていくつもりでいました。


・・・今はGH5にするか、Blackmagicにするか考え中です。