2018年8月7日火曜日

ホワイトバランスの旅・・ていうか沼

肌の色や化粧品の色をチェックする際、対象物の色の条件を合わせるために、ホワイトバランス(グレーバランス?)設定用のグレーカードを自作してみました。


ネットで見た作り方にのっとって作ったものがこれ。
フォトショで、R119 G119 B119に設定すれば18%グレーの色になるようです。

ただ、この色をきちんと出力出来ればOKなのですが、プロ用とかの素晴らしいプリンターでもない限りなかなかうまくいきません。


セブンイレブンで出力してみました。この写真で見ると問題なさそうですが・・


背景用のもみ紙の上に置いて撮ってみるとずいぶん青く感じます。この色が標準のグレーになるように調整してみます。



色温度6300Kになってしまいました。

上の写真のグレーカードでグレーバランスの設定をするとこれだけ黄色くなってしまいます。グレーバランスを撮るためのカードとしては不適切ですが、一応18%の色のはずなので、露出合わせにはつかえるかも・・と思いましたが、写真見るとちょっと暗そうですね。(以下、このカードで合わせた露出なので暗い写真が続きます。)

おとなしくホワイトバランスで色を合わせようと思い、白い紙を買いに行くも・・


もう青い!!



バーコードシールの白と比べると一目瞭然です。白にもいろいろあるみたいです。


この紙でホワイトバランスをとるとこんな感じです。やっぱり黄色いです。上よりも少し緑がかった黄色でしょうか?


色温度5700K

ペーパー自体、肉眼ではずいぶん青い感じがしましたが、使用したライトは5500KのLEDなので、数値で見ると悪くないです。


今度はもう一つ買った紙。上のやつよりも青みが抑えられていていい感じ。





色温度5300K
こちらも数値的には問題ありません。
普通にホワイトとるならこの2枚のどちらでも大丈夫そうです。

次は上の18%グレーを普通紙にプリントしたものです。たぶんモノクロ印刷



おお!5550K!!

一番上のグレーデータは一応グレースケールで作っているのですが、フォト用紙を
選択すると、カラーインクでプリントするので若干色がついてしまうようです。本当は写真サイズの厚手の綺麗な紙で持っておきたかったのですが、印刷クオリティは特に必要ないので普通紙モノクロで刷るこの方法が一番かもしれません。データはiphoneに入っているので、必要な時にセブンイレブンで印刷できるので楽です。

恐らく、貧乏カメラマン風メイクアップアーチストの色合わせはこれが正解だと思います。これ以上の正確さが必要になったら、2000円くらい出して銀一を買おうと思います。


とはいえ、これだけグレーの事を考えていると、銀一を買う前にワンクッション噛ませたい気持ちも出てきます。

そんなわけで、銀一代用品探しの旅!
漢字蔦屋に行って、グレーのカットペーパーを買ってみました。


見た感じ無彩色に見えます。もちろん色むらもなく、セブンでプリントしたやつとは比べ物にならないクオリティです。




5600K!なかなかです。

お次はシルバー






またもや5550K!!

さっきのプリントと一緒の画像か?と思ってしまいましたが、色のかぶりがちょっと違います。ぴかぴかしてるので、紙の場所によっていろいろ変化しそうなのであまり向かないかもしれませんが、きれいな無彩色です。


そして最後はこれ


レザーです!お店で見た感じこれが一番グレーっぽかったです。



5000K??

ずいぶん黄色かったんですね!恐らく店の照明が少し青かったのかも?
デジカメなんかで良く言われる、「記憶色」なんていうのとも
関わってくるのでしょうか?




シルバーとレザーの色を比べてみるとレザーはずいぶん青いです。
紙と違ってくちゃくちゃにならないので、カメラバッグの中に放り込んでおけるので便利だなぁと思ったのですが、色がちょっとズレすぎかもしれません、残念。



・・と、此処まで書いていうのもなんですが、

5550Kのカードがニュートラルで一番いい!みたいに書いてしまいましたが、当たっているライト(yongnuo YN600)の色温度が5500Kである確証がありません。ていうかそもそも、この測定方法で合っているかどうかもわかりません。


ただ、同じ条件下での色の比較はできたかと思います。