2023年6月25日日曜日

わたしの人生に必要なものは便利ズームだった

 



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いろいろ悩みましたが結局4Kが撮れるコンデジ代わりに使うカメラを悩みに悩んだ結果OMD-EM5mk3を買いました。買った時期はOM-5が発表されたタイミングでスペックを見てこっちでいいという判断になりました。

ライブNDだけは本当に欲しいですけどね!

筐体に関してはマグネシウムのひんやり感が恋しいのとマウントのガチガチ感がちょっと緩いのが気になりますが想定内ではありましたし満足しています。このカメラもこれ以上の物欲をしっかり押さえてくれています。

今回はフォクトレンダーの42.5mmも買いました。



やはり換算85mmの画角は撮るものを決め打ちしないとなかなか難しいですよね。焼き物用に買いましたがこれだけ持って散歩はなかなか高度だと思います。

そんなわけで写真についているTamronの28-150mmを買いました。いわゆる便利ズームと言われるレンズです。




近寄るとすぐ逃げる野良猫もズームで寄れば比較的簡単に撮ることが出来ます。


人物と焼き物以外はほぼ無計画に撮る私に一番必要なレンズは高倍率の便利ズームでした。



さすがにコウノトリは遠いですね

2023年6月12日月曜日

体に染み込ませる

 


AIの画像生成でなんとなくおさまりがいいものが出てきますが、そんな画像は構図がしっかりしています。肩や顔がいい位置にありますし、何といっても眉と顎が真ん中のエリアにしっかりと収まっています。

AIが出している画像は基本がきちんとしているものがほとんどですが、そこからさらにいいなぁと思えるものは何かありますね。

美しいものの法則性が自分の中にインストールされる喜びを感じます。

感情の赴くままに筆を走らせる系の芸術家はたくさんいますが、しばしば「固定概念を壊すことにとらわれすぎた人」を見かけます。そんな人は基礎を勉強すると感性が鈍ると思っている節がありますね。

いい構図や配色などの基礎を体に染み込ませていくことでいつか芸術が爆発するんじゃないかと思います。


2023年6月2日金曜日

今のスキルがすべて無駄になる日が来るとは思いますが・・

 わたしがパソコンに初めて触れたのは25歳くらいのころNECのPC9000なんぼみたいなやつでした。バイト先の大学生が要らないというので売ってもらいました(在学中なのに!!)

その時はフロッピーディスクをフォーマットするのになにやら呪文を打ち込むという訳の分からなさで初歩の初歩で断念。フォーマットと軽く言ってますがそもそもなんでこんな作業をするのかもわからない状況でした。

それを除くと初めては28歳くらいの時に知り合いの美容師さんに頂いたマッキントッシュでした。それを勉強中に画像補正の存在を知り、もはやメイクはパソコンの画面上で何とでもなる時代になっていたことを知りました。

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このままではメイクの仕事が無くなってしまう!


わたしは焦りました。早くこのビッグウエーブに乗らなければとフォトレタッチの技術を学び始めました。

そして2023年現在、メイクの仕事は無くなっていません。

わたしは先走りすぎました。


そして今、AIイラストというとんでもない技術が生まれてしまいました。


恐らくクリエイターは今のままの仕事は出来ないと思います。AIを業務に取り入れ新しい方向性を探らなければなりません。

しかし、わたしは20年前に失敗済みです。

「もう化粧品いらないじゃん!」と先走ったあの時と同じ過ちは犯したくありません。

今までわたしが培ってきた技術が無駄になってしまう時がいつかは来ます。
しかしそれはまだちょっとだけ先の話です。

幸いわたしには泥職人とメイク(化粧品)というアナログ業務が残されています。

方向転換するタイミングを間違えないようにいろいろな可能性を広くゆるく準備しておこうと思います。

2023年5月26日金曜日

僕は画家パソコン片手に


 AI生成にはサンプラーというものがありましてそれが適切じゃなかったりサンプリングの回数が少なかったりするとこんな絵が出てきます。たいがいはキモくなってしまうのですが、今回はなんだかかっこいいのが出てきました。テクノ音楽のジャケットに使えそうです!

テクノと言えば、

元祖テクノポップ、クラフトワークの「電卓」という曲の歌詞がこんな感じです。


僕は音楽家

電卓片手に

足したり

引いたり

操作して

作曲する

このボタン押せば

音楽奏でる


今までとは全く違った手法で音楽を作る・・

これはまさしく今の状況ですよね。


僕は画家

パソコン片手に

足したり

引いたり

操作して

描画する

ジェネレートボタン押せば

女性を描く




2023年5月24日水曜日

リップの色で肌色がこんなに変わる!

 わたしが駆け出しのころMACという化粧品が日本にやってきました。それが大ブームになり巷では猫も杓子もブラウン~肌色のヌードカラーの唇でした。

これは本当に楽でどの種類をつけても大幅に失敗することがありませんでした。

ただ修行中にこれが流行ってしまうのは幸い中の不幸でした。学校を出ていざお客さんにメイクするとき色を冒険できずMACに逃げることが結構多かったです。


これだけ薄ければとりあえず大外れはないですが、ヌードカラーが流行っていればこそです。流行りが過ぎたらやはり顔色が悪く感じてしまう可能性もあります。


ちなみに色がつくとこんな感じです。一気に華やかになりますね。リップひとつでこれだけ変わってしまうので経験不足のころは失敗が怖くて付けるのに躊躇しました。

だからこそ失敗が許される学生時代に出来るだけ失敗しておいたほうがいいです。

普通の化粧品は肌色になじむように色を調合しているのでとてもつけやすいですが、メイク学校の教材って色がギスギスしていて使いづらいです。しかしあの教材できちんと混色して肌になじませる練習をすることで腕は上がっていきます。

2023年5月19日金曜日

こんなことやってるからうまくならなかったんだ!

 

これは斜め45度から照らされて三角の影ができているからレンブラントライティングですね。




これは鼻の斜め下に影ができているからループライティングですね。


あれ?じゃあこれはループかな?レンブラントかな??


なんてことやってるからうまくならなかったんだ!!

これらの美しい顔に当たっているライトがどんな種類かなんて情報は正直あまり意味をなさない。・・すいません、無意味は言い過ぎです。

美しいライティングを習う。その時にこれがレンブラントライティングだという事を教わる。創作活動は自由なものですが、何もわからない場合なにか基準となるものを頭の中に置いておく必要があります。その際に45度から照らしたライトというのはとても重要です。

ここが分岐点です。

45度よりも角度が深かったら?浅かったら?そういう試行錯誤を続けることで自分のスキルとの向上と共に「レンブラントライティング」の理解が深まっていきます。

わたしはこの分岐点であっちの方向へ行ってしまいました。もちろんメイクの話ですが。

学校で基礎を教わりさあメイク技術者としてスタート、というところで化粧品成分やら黄金比やら美の追求系に興味がわいてしまいました。何も知識がないまま・・

もちろんど素人ですからそれらを極めるに至らずメイクのスキルも上がらずずいぶん悩みました。

「あゆみたいなメイクがしたーーい!!」と一心不乱にメイク道を極めるべきでした。

いや、わたしの時代、美のアイコンは松嶋菜々子でした。猫も杓子も「松嶋菜々子さんにしてください!!」でした。

これも不幸でしたね。松嶋菜々子さんの魅力はメイクだけでどうにかなるものではなかったですからね。

何事も道を究めるには理論も大切一心不乱な反復練習も大切。ただ学ぶ順番やタイミングは本当に大事だと思います。

2023年5月16日火曜日

ディレクターなんて言うだけ番長じゃん!なんて思っていた時期がありました


 きれいなライティングですね。鼻の輪郭に沿って影が落ちる「ループライティング」と言うそうです。いろいろ勉強はして知識としては無いわけではないのですが、やはり微妙に違うも画像が次々と生成されるのを見ているといろいろな気づきがあります。



目にかかるこの影は何か特別な意図を持つかもしれませんが・・


これはさすがにダメですよね!!


あれ!これは良さそうだな、なんて思ってもよーく見ると毛が何本か顔にかかっています。

「メイクさーーん、顔にかかった髪なんとかして!」とかちょっと風が吹くたびに言われたのを思い出します。若いころ、、というかメイクだけやってた時はあまり気にならなかったんですけど自分で写真を撮るようになるといろいろな事が見えるようになりました。デジカメの普及によってカメラマンの気持ちになって仕事が出来るようになったわけですね。

AIイラストはというと、自分がやっていることは呪文を打ち込むことだけ。いわば指示するだけ。

しかし指示を作品に反映させることの難しさを最近は知ることが出来ています。

プロデューサーとかディレクターなんて技術者に指示するだけじゃん!なんて思ってましたが実はそれが一番難しいんですね。