2019年12月22日日曜日

darktableを使ったらもうlightroomには戻れない!


最近になって、lightroomがいよいよ立ち上がらなくなり、本格的にdarktableを使い始めたのですが、結論を言うともう本当にlightroom要らないです。


例えば、こんな感じのどんよりした写真を作ってみたのですが、


写真を撮った時点ではこのような画像です。jpgで撮っていたら空の色は明るすぎてこれ以上暗くするのは困難ですが、rawで撮っているのでここから自分の好みに露出や色を決められます。いわば、デジカメに入っている「○○スタイル」とか「○○モード」などの設定を後で手動でやるわけですね。

くりかえしますが、lightroomをはじめとした通常の現像ソフトはここから作業を始めます。 もちろんそれで何の問題もありません。

ただ、これはワタシの不徳の致すところなのですが、raw画像をいじっているうちになんだか暗部がぐちゃぐちゃになってしまうことがあるんです。


そういった場合は撮りっぱなしのオリジナルまでさかのぼることが出来ます。上の画像の1、2、3の作業がカメラ内で設定されたいわゆる「〇〇スタイル」というわけですね。
ワタシが使いこなしていないからかもしれませんが、lightroomは撮影時の設定より前にさかのぼることは恐らく出来ないと思います。


さて、そのスタイルですが、画像の向きはともかく、最初にシャープネスがかけられそのうえで暗部をぎゅっと締められていたので、どうにも暗部の処理がうまくいきませんでした。


この暗部が締まった画像をフラットにすると、コントラストは下がりますが雲のディテールが戻ります。ここからのほうが雲の感じなどは好みにしやすいですね。



結果、自分がやりたかった設定は元のカーブとは逆になりました。これが「ベースカーブ」になりますので、その後はlightroomをはるかに超える豊富な機能を使って現像していきます。上部にあった青空も出てきました。ただ、左上の端の部分は白飛びしてどうにもならないので、最終的にはカットしました。どんよりした写真を作りたかったので青空の部分も要りませんしね。


それからもう一つ



この写真はαのキットレンズで撮影したのですが、実はもともとの画像はこれだけ歪んでいます。それをカメラ内で補正して出力するのですが、darktableだとそれさえもさかのぼれるんですね。

いろいろと癖の強いdarktableですが、今後慣れて使いこなしていけばlightroomには戻れないと思います。


・・言い忘れてました、無料です。