わたしが駆け出しのころMACという化粧品が日本にやってきました。それが大ブームになり巷では猫も杓子もブラウン~肌色のヌードカラーの唇でした。
これは本当に楽でどの種類をつけても大幅に失敗することがありませんでした。
ただ修行中にこれが流行ってしまうのは幸い中の不幸でした。学校を出ていざお客さんにメイクするとき色を冒険できずMACに逃げることが結構多かったです。
これだけ薄ければとりあえず大外れはないですが、ヌードカラーが流行っていればこそです。流行りが過ぎたらやはり顔色が悪く感じてしまう可能性もあります。
ちなみに色がつくとこんな感じです。一気に華やかになりますね。リップひとつでこれだけ変わってしまうので経験不足のころは失敗が怖くて付けるのに躊躇しました。
だからこそ失敗が許される学生時代に出来るだけ失敗しておいたほうがいいです。
普通の化粧品は肌色になじむように色を調合しているのでとてもつけやすいですが、メイク学校の教材って色がギスギスしていて使いづらいです。しかしあの教材できちんと混色して肌になじませる練習をすることで腕は上がっていきます。