2020年3月4日水曜日
本当は変な人や物が撮りたいんですよ!
先日めでたく動画用デジカメを購入し、情報収集のほうもしばらくお休みしていたので気が付かなかったのですが、先月youtubeで次々におすすめに上がってきたのが、例のストリートスナップ関連。
道路使用許可なし、警察の職質シーンも――富士フイルムのカメラ販促動画炎上、削除までの一部始終
まあ、すごい人もいるもんだと聞き流して(見流して?)すっかり忘れていたころ、たまたま昔のデータからこんな写真を見つけました。
新宿の朝です。
とりあえずいろいろいじって遊んでいたようですが、結局どこにもアップすることなくお蔵入りにしておりました。自分の作品に自身が意図しない処理(顔隠し)をするのは不本意だというのが主な理由ですが、それ以上にプライバシーの侵害等に気を使った結果です。
もしこれがまずいようなら削除もしくは問題ないレベルまで処理します。
ワタシがカメラを使って撮るものは、散歩や車の運転中に見つけた景色などが多いです。特別な電車やダイヤモンド富士等々、被写体を待って撮ることは基本的にはありません。いわばストリートスナップですね。
もっぱら田んぼストリート専門ですが・・
ストリートスナップは縁が大事なので、いくらいい景色があっても駐車場や停車できる路肩などが無ければ縁がなかったとして諦めます。そこに固執することなく別の縁を見つける事こそストリートスナップのだいご味じゃないのかな、と思うわけです。
例えばこのブレブレの花火の写真ですが、その時の気持ちの高ぶりが思い出されてお気に入りです。運転中に向こうで花火や雷が見えると「あーーーー!!!」ってなっちゃうんです。信号待ちをしたときにちょうどこの路地に停車したので撮れました。ここに停まったことが縁だと思うのです。
その他の被写体は草花や動物が多いです。それはまさしく今回問題になっているプライバシーの問題に考慮してですが、本当は上の写真のように変な人や非日常な風景も撮りたいのです。
学生の頃「VOW」という本に載っていた街の変なものに魅せられて以来、そういったものを探すスピリットは今でも持っています。
街にはワタシのアンテナに引っかかる変なものや人があふれてるんですよ。本当はそれを撮りたい!でもいろいろ配慮しなければならないことがある・・それをすべてクリアした結果が果たしてワタシが表現したかったものに仕上がっているかどうかは難しいところです。
「誰もやらないことを表現する」
と言えば聞こえはいいですが、みんながあえてやらない、やっちゃいけないことを何も配慮することなくやっているだけの人も多いと思います。
でもそれをどのレベルで発表したらいいのか、そもそもカメラを向けていいのか悪いのか?プロのフォトグラファーや芸術家に限らず作品を作ってそれを発表しようとしたらまず考えるのはそこだと思います。
今回よく考えた結果、顔に処理をしてここに載せることを決めました。もしかしたら倫理的にだめかもしれません。その場合、上に書いた通り別の方法を考えます。