2018年11月7日水曜日

Photoshopが使えない間、AffinityPhotoを使ってみました

PhotoshopとLIghtroomがやっと帰ってきた~~!



今月photoshopのサブスクリプションが切れたので、アマゾンで買おうと思ったら、余計なクラウドがついて倍の値段のやつしかありませんでした。どうやら通常のフォトプランはアドビからしか買えなくなってしまったようです。

そうなると、ギフトカードは使えないので、現金で払おうと思ったら継ぎ足しが出来ないようで、一度契約が切れるまで待ち、そこから入り直さなければいけなくなってしまいました。しかも、金曜日に買ったため土日を挟むことになり、使えるようになるのは次の週との事なので、今やるべき作業を、先日6000円で購入した「AffinityPhoro」で行う事にしました。

使いたい使いたいと思いながらも、慣れているフォトショを使ってしまっていたので、これはむしろいい機会でしたね。

結論を言えば、操作に戸惑う事はあるにせよなんら問題はありませんでした。
むしろ後発だけに、本家の機能よりもブラッシュアップされているものもあります。

例えば「パッチツール」


まずPhotoshop



写真のように、画面上の邪魔なものをぐるっと囲んで・・


フェイスラインに沿って囲んだ場所をずらすと、


邪魔な部分の上に何ともない部分がかぶさってなおかついい感じになじませてくれます。

こういったなだらかにラインが続いている場合はいいのですが、そういうところばかりではありません。


邪魔なものがあご先にあった場合・・


ズズズイとずらすと、


パッチしたラインと元のあごのラインがズレてしまいます。


次にAffinityPhoto



やはりパッチするとずれるのですが、


その角度を補正することが出来ます。



似たようなやつで、邪魔部分をブラシで塗りつぶすとポンと消えるツールがあるのですが、その挙動もAffinityのほうがなんとなくいいような気がしました。その他のツールでもPhotoshopを凌駕する機能がたくさんありそうです。


ただ、
切り抜き操作の際の微調整を矢印キーで行えないとか(すみません、使えました)、切り抜きやゆがみなどが、2回目の操作の時に、またデフォルトに戻ってしまう事など、操作の細かな不自由さがいくつかありました。


設定も少なく、カスタマイズもPhotoshopほどは出来ません。

そこらへんはPhotoshop30年の歴史に軍配があがります。



それから、

「長辺を1280」という一括処理が出来ないかもです。

見つからなかっただけかもしれませんが・・。

一括処理でリサイズしてjpgで書き出す際、長辺のサイズを決める項目が見当たりませんでした。

例えば、「縦1280」にすると、縦写真なら1280x960になるのですが、横写真だと1706x1280になってしまうのです。それを縦横関係なく長いほうを1280pxに出来れば縦写真も横写真も1280x960になるのです。

これに関してはPhotoshopでも見当たらなかったので一緒ですが、Lightroomでは出来ます。

「開いたファイルを一括で」というのも見つかりませんでした。今のところ一度閉じて任意のフォルダに保存してからやっています。

まあ、そこらへんは致命的なものではないので、全然我慢できます。

それよりも、声を大にして言いたい

レンダリングがめちゃくちゃ速いです



lightroomで画像を一括リサイズする場合、CPUがドンツキまでいってしまい、他の作業は一時中断せざるをえませんでしたが、


affinityphotoはダダダダダっと終わります。
左下に「並列処理」というチェックボックスにチェックが入っていたので、4コア(8スレッド)をフルに使っているのかもしれません。よくわかりませんがとにかく速いです。


Photoshopが戻ってくるまでの数日間の使用でしたが・・


その間、いくつかの納品を済ませましたので、ワタシ程度が必要な機能は備わっていると言っていいと思います。もちろん、今Photoshopを捨ててAffinityに乗り換えることは難しいですが、不可能ではありません。

操作性や機能がいいとか悪いとかではなく、今のところ「Photoshopとは違う」というのがネックですね。

ただ、GIMPほど違うことは無いので慣れるのも時間の問題だと思います。操作に慣れればAffinity一本ということも十分考えられます。


ダウンロードカードユーザーを切り捨て、壮絶な抱き合わせ販売を強いるAdobeにどれだけ嫌な思いをさせられても、Photoshopを人質に取られている以上逆らう事は出来ませんでした。

しかし今は、フォトショップの受け皿が出来つつあります。

乗り換え云々でもこれだけ揺れているわけですから、今から画像を勉強する学生さんならAffinityPhotoを最初から選ぶ確率もぐんと上がります。将来、Photoshopの使い方を知らないプロが出てくるかもしれません。いや、出てくるでしょう?


東京オリンピックに向け、キャッシュレス化が加速している現状についていけない自分が、来年の更新時に月額制に移行するか、それとも契約をやめAffinityPhotoに完全移行するのか?

来年11月に決めたいと思います。