2017年6月16日金曜日

【Davinci Resolve】パソコンで一番やりたかったことをやります



photoshopでやるような顔の修正が、スマートフォンで出来るようになりました。

ワタシが初めてレタッチをしたのが1999年くらい。メイクの片手間ではなく、レタッチでお金をもらうようになったのが2007年くらい。「ゆがみフィルター」を使いだしたのが2010年くらい。

プロはそこから10年くらいさかのぼりますが、一般人レベルでは
2007年当時はまだまだ画像補正が珍しかったです。

いわんや、メイクアップアーチストにおいてをや・・


その後、パソコンから遅れる事10数年でやっとレタッチの技術がモバイルデバイスに降りてくることになります。

もちろん、パソコンの仕上がりとは比べ物にならないですが、今では画像を補正しない人はいないんじゃないかというくらい普及しています。


そしてついに!

SNOWなるアプリによって、動画の補正が普及してしまいました!
犬や猫の飾りとはいえトラッキングの技術も使われてます。

現在、動画の人物のレタッチをパソコン上でする一般人はほぼいません。カラーグレーディングをする人もまだまだ少ないです。

10年遅れてきたモバイルアプリたちが、パソコンを一気に抜き去ってしまいました。



ワタシが一番やりたかったデスクトップ上でのメイクアップ・・
今は曲がりなりにも実現出来ています。

いつか動画でも出来たらいいね!なんて思っていましたが、そんな悠長なことを言っていられなくなりました。



そんなわけで、
失敗してお蔵入りになっていた上の動画を、とりあえず出してみることにします。



粘土山にて。
左からの強い光と帽子の影というノープランなライティング
反省1


まず仮の露出。絞りF22。
シャッタースピードを60にするとこのくらいの絞り値になってしまいます。


とにかく肌を詐欺るには光で飛ばすことが基本なので、f2.8まで開けます。
出来るだけ顔の影を飛ばし、その他の部分の露出を通常に出来ればオッケーです。


PLフィルターをつけます。これだけでも露出が落ちるので肌色がちょっと見えました。



さらにNDフィルターの8。露出が戻ってしまいました。もちろん顔の影も戻ります。



そしてND4。これで良かったんじゃないか?
反省2




そしてうっかりND2。顔の影はかなり飛ばされています。
黒い服なので、強い光でも飛びません。こういうのも大切かもしれないですね。
ライトもハニカムかなんかで顔にピンポイントで当てればいいかも?
今後の課題です。




PLフィルターをくるくるして背景や空の色を戻します。




さらにDavinci Risolveで色補正



肌の露出を極力落とさずに背景の色を戻します。

とりあえずの完成ですが、強い太陽光によって終始目つきが悪いです。
これがモデルさんだったら・・
反省3


フォトショップの目まぐるしい発展によって肌色はもとより、顔のシミやくすみ、顔、体のパーツや輪郭、さらにはポージングさえも補正出来るようになりました。

それゆえに、「RAWでピントの合った写真撮っときゃなんとかなるっしょ!」
的な考えでやっていた感は否めません。

動画は静止画ほど自由は効かないので、
これを機に、ライティングやメイクアップなど「作品の素材づくり」にきちんと向き合っていきたいと思います。