その昔、、たぶん2000年はじめくらいに「ココリコのミラクルタイプ」という番組がやっていました。
そのオープニングが、いまだかつて見たことないような技術で作られていました。
動画が全然見当たらないのですが、出演者の写真がゆらゆらと前後左右に移動するというものでした。写真と写真の重なり方と言いねじれ方といい、全部アニメにしても無理なんじゃないか?
・・などと思っていたものです。
今はわかりました。
当時莫大な製作費をかけて作ったであろう映像が、今やBlackmagic Fusionの無料版でも出来る技術です。
もちろんワタシは出来ませんが、最近では英語とはいえ、やっとチュートリアル動画も増えてきまして、それっぽいやつもちらほら出てきたので、マネして作ってみようかと思った次第です。
こんな感じで作りました。
1)まず適当な写真を「LD(loader、緑1)」というノードを使って一枚づつ、計5つ読み込みます。
2)次に「Imageplane3D(青2)」というノードを5つ用意し、一個づつ画像とつなげます。すると画像が3Dになります。
3)3D画面が5つ出来たらそれを「Merge3D(青灰3)」一個に全部つなげて一枚の画面にします。
4)その画面を「Camera3D」ノードでカメラの画角で映します。その後、カメラを手前(A)から奥(B)にアニメーションさせます。
5)「Renderer3D」というノードで一連の3Dの画面を2Dに変え、背景を加えて出力したのが一番上の動画です。
ただ、これだと2Dのやり方で出来るので、少し立体的に動かします。
上の落書きみたいのがCamera3Dの動きです。その右にあるように画像を適当に散らばせて1~5の順にカメラを動かしました。
実に簡単な3Dの動きですが、2Dで制作するにはすでに面倒になって来ています。
ワタシがFusionで本当にやりたいことは実は別にあるのですが、
やりたいことをピンポイントで教えてくれる書籍等はまだ見つからないので、
youtubeに上がっている自分のレベルで出来そうなやつをランダムに作って手を慣らしている最中です。
同じく、無料の3DソフトのBlenderならたくさんあるとは思うのですが、
FusionはDavinci Resolveとシームレスに連携できるというバカデカいメリットがあるので、
なんとか使えるようにしたいと思います。