すっかり涼しくなって過ごしやすくなってくると、ブタクサの花粉が飛び始めます。
この花粉がガンガン飛びそうな花、ブタクサではなく、セイタカアワダチソウというそうです。
何を隠そう、
ワタシはこのセイタカアワダチソウをずっとブタクサだと思っていました。
若いころからこの花を見るたびに鼻がムズムズしていたのですが、花粉云々とは関係が無いらしいです。思い込みって怖いです。
ワタシが濡れ衣を着せていたこのセイタカアワダチソウ、もともとは観賞用で、実は薬効成分もあって、食べることも出来て、はちみつも採れて茎はすだれの材料にもなるという草なんですって!(Wikipedia)
どちらかと言えば有用なのですが、そこは自由の国アメリカ産!やはり侵略感が・・
昔はここら辺はみんなススキだったのですが、気づくとセイタカアワダチソウの黄色に塗り替えられています
セイタカっていうくらいですから、ぐんぐん伸びて威圧感があります!
そしてこういったイメージだけではなく、アレロパシーという他の草花の成長を抑制する成分を持っていて、自分のテリトリーを増やしていきます。
我が粘土山もこの時期はセイタカアワダチソウに支配されています。以前はススキだったような気がするんです・・・
が!
粘土山のてっぺんはススキが取っています!なんだか反撃ののろしを上げているようにも見えます。
実際、粘土山の窯側は完全にススキ優勢になっています!ワタシの記憶が確かならば一時期ここはセイタカアワダチソウ一色だったと思います。
まずセイタカアワダチソウが侵略していってススキが返り討ちにする・・
この二つの草はもともとそういう関係みたいです。
日本に攻め込み勢力を広げているセイタカアワダチソウですが、逆にアメリカではススキが暴れまわっております!
ちなみに、
セイタカアワダチソウが日本にやってきた経緯は
東京オリンピックの際、アメリカから大量に輸入された木材に種が付いていてそれが広まったんですって。
その後は、2度目の東京オリンピックが開催されようとしている現在まで、日本の田舎では日本対アメリカの戦いが繰り広げられています。
薬効成分もあるし、ススキのおかげでオオキンケイギクのような危険性もなさそうなので、この戦いを楽しく見守っていきたいと思います。
最後に、
「セイタカアワダチソウ」って略称ないのかな?
セイタカアワダチソウセイタカアワダチソウ・・って書くのがちょっとしんどいです。