2017年11月4日土曜日
バイノーラル録音
現役を退き、テザリング用に使っていたズルトラがどうにもこうにもバッテリーが持たなくなってしまい、ゲオでXperiaのZ5を買ったんですよ。
使っているSIMもUQの500kのやつなので、バッテリーが持ってテザリングさえできればもっと古くてもよかったんですが、それだけじゃもったいないくらいのヤツでしたもので、音楽にでも使ってみるか!というわけで、イヤホンやらを探しましたところ、
MDR-NC750なるZ5用のノイズキャンセリングイヤホンがあることを知りました。
まあ、値段も高いし、そんなに好きな形でもなかったのですが、
このイヤホンのノイズキャンセリングをするときに使うマイク部分で、「バイノーラル」と言う録音が出来るらしいので、そいつを購入。
バイノーラル録音とは・・?
音フェチ動画で、耳のついた変なマイクに向かって「オゥケィ、、グーゥ」ってやってるあの録音です。
付けたイヤホンに向かって女性にオゥケィグーゥってやってもらえる環境にある人間なら外して直にオゥケイグゥを言ってもらうほうがいいのではないか?とも思ったりしますがおうけいぐうだけがバイノーラル録音ではないのでワタシの出来る範囲でやってみました。
まず洗車機です。
ワタシはもう子供のころからこの洗車機が好きなのですが、当時は車から降りてスタンドの人にやってもらうのが普通だったので、たまに中に入れる機会があると非常に興奮したのを覚えています。
今でもガソリン給油2~3回に一回、一時期は給油のたびにかけてました。
肝心の音はというと、いい感じの立体感ですが、音の移動が前後なのと左右のブラシがシンメトリーなので、やはり左右の臨場感をもう少し感じたいな、と思う次第です。
それから、前の座席だと視界は外になってしまうので、洗車機のワンダーランド感が今一つ弱いんですよね。
車セットして後部座席に移動して撮影して運転席に戻って車を出す・・
ちょっと現実的ではないですね。
今度は太平山のぐみの木峠です。七不思議でおなじみの大中寺があります。
足音や水の音の位置関係もしっかりわかります。
しかもこの道はいろんなサイズの水源が左右にバラバラにあるので、臨場感は申し分ないです。靴の音も耳に心地よいです。靴はマイクから一定の距離にあるので、靴の音は変わらず、環境がどんどん変わる感じです。
それからカメラはZ5のやつなんですが、手振れの補正がなかなかすごいです。
om-dで別撮りしようと思ったのですが、ちょっとした撮影はこれでいいかも
ワタシがデジカメを使いだしてから10数年。
思い返せば、どうでもいいような解像を等倍で見ながらチェックする解像厨であり続けました。
そんなワタシが今回、自分自身どうでもよかった音のジャンルに興味をもってしまいました。
音の沼は映像の沼よりも深いと聞きます。気を付けて進まなければなりません。
ただ、カメラの経験で言えば、なにもわからないときはあれもこれもと手を出していたワタシも、OMD-EM5 Mark2とm.zuiko12-40を使いだしたとたんに沼からすっぽり足を洗えたように、ある程度納得いくものが手に入れば抜け出せなくなることもないかな、と思っています。
沼にはまるのは基本、作品を作らないやつだと思います。
すごいいいカメラ買って近くの棚にあるフィギュアを撮ってる感じでしょうか?
肝心なところは「フィギュアを撮る」ではなく、「近くの棚の」の所です。
フィギュアをきちんと撮れば作品になりますが、買って撮る物も特に決まらないときにシャッターだけ押したくて適当に近くのものをとって「おお~~!!」なんてやって満足・・みたいな奴は一番危ないです。
かくいうワタシも、いろんなカメラを買っては外したレンズキャップやら鏡胴のローレットばっかり撮って「おお~~!!」ってやってるクチなので、自分への戒めにしておきます。