むかしむかし、一般の人たちが「写真を加工する」という概念がなかった頃、わたしはパソコンでレタッチを始めました。
トーンカーブや拡大縮小ツールでいろいろいじるだけでみなさん驚いてくれました。
その後歪みフィルターを使うようになりわたしは魔法使いになりました。
そしてスマホアプリの普及によりカラクリがばれて今に至ります。
今後アプリが使えるというだけで上手くなった気になることは出来ませんが、そんなエセクリエイターの最後のあだ花になったのがかすみの除去なんじゃないかと思っております。
こういう簡単に出来る表現はすぐ飽きるのでしばらく使っていませんでしたが、ヨシ焼きの凄さを伝えるのには適しているんじゃないでしょうか?
写真としてはいささか盛りすぎですがヨシ焼きの感動を伝える挿絵として見て頂けると幸いです。
ちなみにかすみの除去を使わないとこうなります。今回のヨシ焼を幻想的に感じた人はこういう表現になるかもしれません。
今やどんな表現でも調べればわかる時代です。テクニック自慢ではなくもう少し本質的にものを考えろとお釈迦様が言っているような気がしました。